>>>00名前:ルイボス・E・モーリス(Eはミドルネームでエドガー) +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ |
>>>01「ルイボス・E・モーリスさんですね?」 「ああ、そうだが・・・お前さんは確か長官の秘蔵っ子の・・・」 「その呼ばれ方は好きではありません。姶良鉄幹です。 教えていただきたい事があるのですが宜しいですか?」 「特キョウ設立以来の天才と謳われるエリートくんに 『たたき上げ』の俺なんかが教えられることがあるのでしたらどうぞ。」 「・・・・・・・・・地球のことなんですが。」 「地球?」 「はい。地球のことについて知りたければ、 ヌ・・・長官が同じ地球出身者であるルイボスさんに聞けと。」 「ふうん。まあ、確かに生まれ育ったところではあるけど、 俺も軽く…10年近くは地球に戻ってないぜ? 最新のことならデータベースで洗ったほうが早くないか?」 「いえ、昔のことでもかまいません。空の色がどうであるとか…どんな植物が生えているだとか、どんな季節があるとか・・・ そんなことで結構なんで・・・実際に地球を実感したことのある人から話が聴きたいんです。」 「なんでまたそんなことを?」 「・・・・・・・・・・・・ふるさとですから。」 「は?」 「故郷に憧れてはいけませんか?」 ++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++ テツ、ルイボスさんに初めて会うの図。 |
02<<<部屋に入った途端、擦り寄ってきた白い物体を鉄幹は思わず抱き上げた。 「・・・・・・・・・えっと、確かこれは・・・ネコ?」 「おう。俺に似て美人だろ。しかも左眼が俺とお揃いで金色だしな。」 「・・・本当にチャンベーナ星人にそっくりなんだ…じゃなくて・・・ ルイボスさん、署内居住区はペット禁止のはずですが・・・」 「そんなもんお前が長官にチクらんかぎり問題なしだろ。」 からから笑ってルイボスは部屋の奥に引っ込むと、 一枚の写真を手にして戻ってきた。 「ホレ、これがこの前話した『夕焼け』ってやつだ。 口で言うより見せたほうが早いと思ってな。」 渡された写真に写るオレンジと紫のグラデーションな風景に 鉄幹は目を見張る。 「それやるよ。その代わりといっちゃなんだがこいつのことは皆に内緒な。」 「口止め料ですか?」 「ま、そんなとこだ」 そういってルイボスは鉄幹の手から白ネコを 自分の腕へと奪いあげた。 手から離れたやわらかい、温かい感触が離れてしまったのを 少し残念に思いながら、鉄幹は代わりに手にした一枚の写真に写る 故郷の空の風景を食い入るように見つめる。 「・・・いつか・・・本物・・・見れるのかなあ・・・見れたらいいなあ・・・」 『特キョウ始まって以来のエリート』やら『長官の秘蔵っ子』と 周囲に噂される人物からとはとても想像できない、あまりにもあどけない呟きに ルイボスは色違いの目を細めながら 「見たいなら見ればいいさ。ただし自分の力でな」 と、思いのほか幼い特キョウの肩をかるく叩いた。 |
>>>03「いつも『子守り』をさせてすまんな、エドガー」 「いいえ。おもしろいヤツを紹介してくれたもんだと思ってますよ?組手で俺についていけるヤツは今のところテツくらいしかいませんからね。」 「・・・しかし、その様子じゃまた負けたみたいだな、テツ。今までの対戦成績は?」 「・・・・・・1勝15敗」 「ほう、エドガーから早々に1勝を勝ち取ってるとは凄いじゃないか」 「・・・・・・その1勝は、ルイボスさんが急な任務の出動で来なかったから不戦勝です。 そもそもずるいんですよ、ルイボスさんは! あとちょっとってところでいつもいつも・・・!」 「このボケっこめ。実戦を踏まえてやってやってるんだろうが。」 「・・・・・・まあ、これからもよろしく頼むぞ。」 「ロジャー。」 「・・・・・・・・・絶ッッ・・・対、いつかぎゃふんといわせてやる!」 |